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艾天蝠はおすぎだった!そして波乱な人生を歩んできた人だった! [大旗英雄伝]

おすぎで~す♪

                いつも目隠しして顔がわからない鬼谷所属、コウモリコスプレの艾天蝠兄貴。素顔はおすぎでした!銀のネックレスが素敵よ、兄貴。

なんて、ふざけて書きましたが、おすぎこと、いえ艾天蝠役の李奇龍の人生は波乱に満ちたものでした…。

1979年、河北省荊台(余談ですが現在、日清の合弁会社ある所)で貧しい農民の子として生まれた奇龍。母が病弱で乳が出なかったので、羊の乳を飲んで育ったという。

彼がまだ小さい頃に両親が病気になり、さらに極貧に…。彼は幼い妹の面倒をみたり、学校が終わってから、ゴミ拾いをして小銭を稼いだり、両親の看病をしたりという生活。しかも叔父からわずかなお金と食料をもらい、それで食いつないでいたので、とても衣服や靴を買うお金もなく、いつもボロボロの衣服を着ていたという。そのせいで、学校でイジメにあう。

妹が学校にあがる年になり、さらに家計はきつくなる。奇龍は父親から、「うちは二人を学校に行かせる余裕がないので、その権利を妹に譲ってくれないか」と言われる。そして、小学校卒業後、奇龍は家計の負担を少なくするために両親を親戚に託し、仏門に入ることを決意する。少林寺で武術を学ぼうと!

少林寺では、高僧素喜大師に学び、釈徳強法師という法名を賜り、嵩山少林寺第三十一世弟子となる。そして、鍛錬に次ぐ鍛錬で、どんどん才覚を伸ばし、少林寺の海外公演にも出演するようになる。これで彼は少林寺拳法の達人になったわけだが…。

残された妹は「お兄ちゃんは私のために仏門に入ったのだから、私は一生懸命勉強しないと」と常に成績上位だった。大学入試では700点という高得点を取り、本来なら北京大学へ行かれる点数だが、学費がかかるので、地元の大学へ行くことに決める。しかし、家には両親の治療代の10万元(約百五十万円)の借金があり、地元大学の学費でさえ払える状態ではなく…。

絶望した彼女は服毒自殺を図り、この世を去る。重い病の父は娘の遺体を前にして、「俺は世界でもっともダメな父親だ、娘を養う能力もないなんて、死んでしまいたい!」と号泣し、酒瓶を自らの頭に振り下ろし、鮮血を流したという。

2000年秋、実家の借金返済のため、高齢になった老師に別れを告げ、少林山を下りる奇龍。単身、映画の世界へ乗り込む。

苦労の末、現在では《西域神侠》、《截拳道》、《危険遊戯》、《黄飛鴻》、《散打王》、《大旗英雄伝》、《天地遊侠》、《少林寺伝奇》、《特殊使命》などのドラマに出演する人気アクション俳優として成功したわけです。しかし、スタントを使わないため、満身創痍の様子…。

借金をすべて返し終わった彼は、貧困で学校へ行けない子供たちを援助するために、武術スクールを創立することにした。彼自身13歳で学校へ行かれなくなったのも、妹が大学へ行かれなかったのもすべて貧困のせい。そんな自分と同じ思いをしている子供たちを助けたいそうだ。

苦労人で、仏教の慈悲を学んだ彼だからこそ、できることなのだろう…

 

何話かわかりませんが、天を飛ぶ兄貴ではなく、かなり弱弱しい艾天蝠兄貴がここに…

http://you.video.sina.com.cn/b/4909308-1250415883.html 


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