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父子葛藤の結果 [日本ドラマ]

毎週日曜日は8時からNHKで「風林火山」、9時からTBSで「華麗なる一族」を観ていましたが、昨日は「華麗なる一族」が最終回。

この2つのドラマ、父子の対決の結果が、あまりにも対照的だったのが印象的でした。

まず共通点は、父が次男である弟を可愛がり長子をないがしろにして、冷たくするということ。なのに意外と兄弟仲は良い。

武田晴信は、父親をしのぐ利発さゆえに疎まれ、万俵鉄平もそれに近いものがあり、さらに父親が、妻と自分の実父との間に生まれた子供(つまり義兄弟)と思い込み、毛嫌いする。

長男は父に強烈に愛を求めるが、それは叶わない。

そのために父子の対決が発生。

その結末が、あまりにも対照的でした…。

武田晴信は父を駿河に追放、 鉄平は父に負けて、猟銃自殺。その後血液型によって実子だということがわかり、父絶句…というおまけつきですが。

これが同じ日に放送されるって、すごい偶然だなあ。

にしても「華麗なる一族」、物語の終わり方としては、衝撃的でインパクト大でいいと思うんですが、実際の話になると…。

鉄平よ、自分が父の愛を得られなくて苦しんだなら、{自分の子につらい想いをさせるな!}と突っ込みたくなるわけです。

親友が幼子を残して、船上から海峡、壇ノ浦に沈んだ時、同じような言葉を吐いていたような気がする。その子はもう12歳かな?この事実を知ったらかなりのショックだろう…。

日頃、母と子がクローズアップされることが多く、「父」というのはないがしろにされ気味だけど、今回父と子の関係について深く考えさせられた一日だった。


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